I LOVE YOU,愛してるという言葉が、歌詞に含まれている曲は、非常に多い。
これは、俺が生れるよりずっと以前から現在も変わらない。
やっぱりどんな時代にも誰かを愛したい、愛されたいという思いは変わらない事の証なのだろう。
だが、この愛してるという一言を軽はずみに口にする事は、自重した方がいいかもしれない。
勿論、それ自体は、とても大事で美しいし、もしかすると人生の中で最も貴重な言葉なのかもしれない。
だが、このアイラブユーの意味を本当に理解して使っている人がどれだけいるのかというと疑わしい。
何言ってんだ?
アイラブユーは、私は、貴方を愛していますに決まってんじゃないかって?
いやいや、そうじゃない。
意味は、そうでもそれを正しく使っていますかって話だよ。
言ってる意味が分からんって?
だから、その言葉を向ける方向が、本当にユーなのかって事だよ。
ユーだと勘違いしているか、又は、思い込もうとしているだけなんじゃないですかって事だよ。
それならそのユーは、誰に向けてるんだといえば、それはミーなんじゃないかな?
正しくは、アイラブミーなのにアイラブユーだと錯覚してんじゃないのって。
少し深い話になっちゃうけど深層心理の事を言ってんだよ。
アイラブユーって言ってアイラブユーとかミートゥーとかって言葉が返ってくるのを期待してる内は、結局アイラブミーだよ。
その時点でアイラブユーって言いたい気持ちは、よく分かるよ。
俺も今まで何人に言ってきたか分からないし。
でも、人生の中で一二を争う程の貴重な一言なんだから、その重みをしっかり理解して使わないと薄っぺらな人間になっちゃうと思うんだ。
それにその一言が、相手にどう影響するのかっていう責任もしっかり負わなきゃいけないんだからね。
アイライクユーなら気軽に使えるけどアイラブユーは、そう簡単に出てくる言葉じゃないだろって。
アイラブユーだと言いたいけど、よーく考えてみたらアイラブミーでしたっていうのが九分九厘なんだよ。
そういういい加減さを責めてるとかそんなんじゃないんだ。
物凄く重くて大切な言葉だから大事にしようって事だよ。
アイラブミーも大切だ。
そして、その先にあるのが、アイラブユーだ。
順序は、決して逆じゃない。
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