先日、20年ぶりに会った昔仲の良かったバンドマンから去年メンバーが亡くなった事を知らされた。
俺は、あっけにとられた。
ん?何?って感じだったと思う。
実感が、全く無いんだからしょうがない。
本当は、それが事実でも認めたくなかったのかもしれない。
あの当時、お互い高円寺に住んでいて家にもよく来て朝までうだうだ飲みながらくだらない話をしていた仲間の一人だった。
元気だったらまだ40代の筈なのに。
こうやって書いている今になって胸にポツンと穴が空いてそれがじわじわ広がって来た気がする。
俺は、人は死んだらそれで全て終わりとは思っていない。
一般に魂と言われる存在が元々居た場所に帰って新たにどういう形でかはわからないが、生き続けるものと思っている。
だからその友人が亡くなってもその先があるんだから悲しまなくてもいい筈なのに益々胸が苦しくなってくる。
わかってる積りでも人間なんてそんなものなんだろう。
人は、輪廻転生を繰り返すのが当たり前と俺は、思っている。
今の自分も何回目の人生なのかは知らないが、その最中な筈だ。
だから亡くなった友人には、次も面白おかしく生きろよって本当は送り出すべきなんだろう。
でもなかなかそうは出来ないのが、今生での人の魂の限界なのかもしれない。
次の人生でもまた会えるといいな。
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