人を殺す事は蚊を殺す事と同じ事です。
ライオンがシマウマを食べる時、シマウマに悪いと感じるのでしょうか。
これは一昨日開かれた去年3月に土浦市で起こった連続殺傷事件の公判で犯人が発した言葉だ。
この男はこの世はつまらないから早く死にたい、自殺は失敗する可能性も有るし痛いから死刑になりたい、死刑になるには人を沢山殺せばいい、殺される人の事などどうでもいい、その家族が苦しむ事もどうでもいい、そしてこの行動に対して自分が間違っていたとは思わないと言っている。
一昔前ならこんな奴がいるなんて信じられないと思った筈だ。
だがこの数年の世の中を見ていると有る程度というよりも確信的にこんな奴は幾らでも居ると思えてしまう。
それほど今の世の中は乾ききっている。
心の潤いを持たない奴が多すぎる。
下手したら過半数を超える勢いかもしれない。
秋葉原の連続殺傷事件の犯人もそうだったがこいつもやはり友達もいないし彼女もいない。
女性とは付き合った事も無いというのも両者の共通点だ。
そしてこいつの只一つの楽しみは予想通りにゲームだった。
俺はこの日記の中で何回も警告してきたがゲームと携帯には規制を掛けなきゃこんな事件は益々増えるのは明白だと思う。
特に人間を破壊に導く可能性の高いゲームには多大な注意が必要な筈だ。
人間は3次元の世界で生きている。
3次元というのは幅、奥行き、高さの有る世界の事だ。
それに対してゲームは2次元の世界で上下と左右だけだ。
人間にとって最も大切な奥行きが無い。
だからゲームにのめり込んでまるで自分がその中の住人の様になってしまうと奥行きの無い無感動な人間が出来上がってしまうんだ。
どうしてそんな簡単な事に気が付かないんだ。
知ったかぶりの屁理屈を垂れる奴は2次元に時間が加わっているからゲームの世界も3次元じゃないかとほざくんだろうがそれは3次元時空の事で人間界の3次元空間とは違う。
まあ、そんな難しい話は本題から外れるのでどうでもいい。
感情は奥行きの中に有るという事だ。
そういうふうに言えば犯人の言葉が平面的で奥行きが無い事に気が付くだろう?
俺は仕事柄、周りの人間は20代、30代が殆どだ。
その半数を占める20代の中にこういった2次元の住人と思われる奴が如何に多いか。
これを本人の自由とか時代風潮という言葉で納得してしまっていいものなのだろうか。
いい加減にしとけよ、お前等。
お前等の行き着く所は破滅しかないぞ。
早く気付いてゲームを捨てろ!
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