物事は見る角度によって全然違うものに見えるという事を勝海舟が坂本龍馬に教えていたがこういう発想が出来ないと人間って物凄くつまらない人生を送る事になるんじゃないかと思う。
今日は何でそんな話をするのかと言うと俺自身がそうする事によって何とか毎日を乗り切っているような気がするからだ。
ブッキングの仕事って毎日延々と続くものなんだ。
いついつの内容を決めたからってそれで終わりじゃないんだ。
月日が永遠に続けばブッキングにも終わりは無いって事だからな。
こういうのって一旦壷に嵌ってしまうと俺は何の為に生きているんだなんてネガティブになってしまったりするんだよ。
何ヶ月か前に決めたスケジュールが実際にライブとなって事を終える。
お客さんが一杯入って皆が楽しそうならそれはそれでO.Kだ。
上手く行く時があれば逆の目が出る事もある。
自分の発想が形になれば感動だってあるよ。
だけど、そんな時にふと我に帰って、あれ?だから何?って思ったりするんだ。
働くって何?仕事って何?生きてるって何?みたいなさ。
しらけちゃうんだな。
ここで投げ出そうと思えばそれは出来る。
力尽きたらそういう時も来るのかもしれない。
そして、考えるんだ。
もう一回原点に帰るみたいなもんだよ。
俺は何をやりたいんだろうってね。
そうするとまた元気が出てやる気が出るんだな、不思議と。
過去の自分は死んで一瞬で生まれ変わるみたいなもんだよ。
そして、新鮮な気持ちで今迄とは違った角度でブッキングも考えられるから面白いアイデアもぽんぽん飛び出して来るんだ。
同じ思考回路でずっとやっていたら新しい発想なんて何も出て来ないんじゃないかな?
って言うよりもとっくに辞めてるだろうな。
これはこうしなくちゃいけないみたいな所に嵌っちゃうと在り来たりの結果しか出て来ないもんだ。
行き詰まった状態って奴だな。
そんな時は取り敢えず全部ぶっ壊して俺は死んだって事にして一から始めてみると不思議とアイデアって出て来るもんだぞ。
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