この間、某テレビ番組を観ていたら、何処かの大学教授がとても的確な事を言っていて妙に関心してしまった。
それは、エジプトの暴動に関するコメントだったんだが、あれだけの騒ぎになったのはインターネットの影響力が多大なわけだよね。
そのネットの威力の背景には、何があるのかという部分での意見なんだ。
資本主義が大多数を占める現代は、競争社会とも言い換えられる。
競争社会というのは、読んで字の如しで他人と競争し合う社会とも言える。
競争し合うという事は、極端に言えば他人を蹴落とし負かしていく事でもある。
そうなると、どうしても成り行きとして他人との関係が希薄になる。
昭和の時代のようにご近所さんは、家族同然なんて事は、到底有り得ない。
しかし、それが、誰しもの望む姿かというとそうではない。
人は、繋がる事で成り立っているという事実、若しくは習性がある。
周りに敵ばかりを作って生きていく反面、それとは真逆のものを求めるのが人としての本性というわけだ。
この矛盾の解消とまではいかなくても、隙間にタイミングよくスポッと嵌ったのがインターネットだという意見なんだ。
なるほどって思わないか?
俺なんか、あと1カ所で完成するジグソーパズルの残りの1ピースを見つけて貰った気分だったよ。
そうなんだよね。
俺達って競争社会の中に居たんだよね。
そんな事、意識してなかったから忘れてたよ。
それに、ネットの急速な進化って現代が求めているって事でもあったんだよね。
そこは、認めるとしてもあまりにも弊害が大きいようにも思うなぁ。
バランス取れてないだろ?やっぱり。
追い着いていけてないよ、全然。
ネット絡みで起こるトラブルに関しては徐々に修正されていくんだろうけど、偏重し過ぎてまともじゃなくなっちゃう人達に対してはフォローも何も無いだろ?
何故無いのかと言えば今までに経験が無いからだよ。
経験が無いから免疫も無いし処方箋も無いっていうのが実態だと思うよ。
それなりの対処の仕方はあるけど、それが本当に的確かどうかなんて、おそらく誰も分かってないんじゃないかな?
そんな中で進化する側は、加速する一方だろ?
俺の中では、もう危険信号が出ているんだけど、それを口にする人は殆ど居ないよね。
それって、病気に罹っているのに自覚症状が無いのと同じなような気がするんだ。
気が付いた時には手遅れだったっていう状況だけは避けなくちゃいけないと思うんだが。
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