うちの店に3つのバンドで出演しているZ君という青年がいる。
彼の率いるバンドはどれも自然を慈しむ愛で満ち溢れていて俺の汚れかかった心をいつも清めてくれる。
俺は彼の徹底したアーティスティックな姿勢が大好きではあるがそれ以上に彼の発する波動が自分にもの凄く近い気がしてもしかしたら前世で何らかの係わりが有ったのではと密かに感じたりもしていた。
そんなZ君がつい最近のライブの後に気になる事を言ったんだ。
皆既日食は見ちゃ駄目ですよ、と。
どうやら皆既日食ってのは潮の引き潮と同じ様に生有る物からエネルギーを吸い取るという様な事を言いたかったんだと思う。
Z君は前世で俺を守ってくれる立場だったのだろうか?
それともその逆だったから今生で俺にその義理を返してくれるという意味なのか?
まあ、どっちにしても俺は彼の言葉を大切にしたいので皆既日食は見ない事に決めたんだ。
東京で見れるのは完全な皆既日食とは少し違うがこれが完全な形で見る事の出来るのは鹿児島県十島村という所で通称悪石島という小さな島らしい。
随分変なというかあまり感じの良くない島名だがこれは外部から人が大勢やって来て島の良さを壊されたりしない為に敢てこんな名前を付けたらしい。
このスタイルは上っ面のお客さんには来ないでほしいというマスコミを毛嫌いする頑固一徹のラーメン屋の姿勢と同じだから逆を言えば相当良い所なのは想像が付く。
さて、それではその皆既日食を占星術的に見るとどうなるか。
日食ってのは結局星の並びの事でもあるのでこれを参考にしない手はないと思う。
という事で少し調べてみるとやはり大きな意味が有るらしい。
どうやら皆既日食以降の半年から数年の間に以前と比べてもの凄く大きな変化が起こるらしいのだ。
占星術では太陽は権力、月は民衆を意味するらしく月が太陽を隠すという事は民意が今の権力を覆い隠してしまう事を現している様だ。
って正にどんぴしゃじゃないか、今の日本に。
それじゃあやっぱり皆既日食の後に行われる選挙では民主党が勝つって決まってるって事じゃないか。
ええ~、じゃあもし麻生さんがもっと早く選挙をやるって言ってたなら自民党が勝っていたって事でも有る訳か。
俺は占星術って今迄全然興味無かったけど意外と面白いのかもしれないな。
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