政権交代は確実とは思っていたがまさかここまでの民主圧勝とは思わなかった。
新しいものが産まれる時は徐々にというのが本当は世の中にとって一番良いとは思う。
成功と失敗を繰り返しながら少しづつ修正しながら理想の形に近付けて行くというやり方だ。
だが、結果はそうではなかった。
腐った物は叩き潰せって感じだ。
実は俺もこういうやり方は嫌いな訳ではない。
もう何を言っても奇麗事の誤魔化しにしか聞こえない嘘つき自民党よりド素人であっても自民党より酷くはないだろうという僅かの希望に賭けたい国民の気持ちが民主大躍進に繋がったんだと思う。
それ程切羽詰った状況を感じていた人達が齎した結果が今回の選挙だったと思う。
日本はこれからどうなるのか。
おそらく色々な所でぎくしゃくした結果が起こってくると思う。
だが、忘れちゃいけないのは投票したのは俺達だって事だ。
当面は自民党政治が今迄作ったレールの上を走らなければならないから脱線もかなりある事は覚悟しておかなければならないと思う。
それを俺達がどれだけ我慢出来るかって事の様な気がする。
その我慢している間に新しいまともなレールをどれだけ速く作る事が出来るか。
そこが民主党の真価が問われる所だろう。
だけど、何か少しわくわくするよな。
連立政権で自民が野党に陥落した事は有ったけど第一党の座を他党に明け渡したのは戦後初めてだからな。
そう考えると俺達は歴史的状況の上に立ち会っている事にもなるんだ。
高校無償化、高速道路無料化ってだけでもマジかよって思うじゃないか。
俺が思うに多分今後一番の変化となるのは外国との強力関係のバランスじゃないかと思うんだ。
自民党政治は誰が見てもアメリカ偏重主義だったのは明らかだ。
だが、民主党はアメリカとは友好関係を保つにしてもあくまで対等な立場を求めると言っている。
そこはアメリカの御用聞きみたいな自民党とはかなり姿勢が違う。
そして重視するのはアジア諸国との関係とも言っている。
まあ、そこは経済の上で落ちる所迄落ちたアメリカにいつまでも頼っているより最も勢いのある中国と仲良くしておいた方が得策だという意味だとも思うが。
そして、政権交代は確かに起こったがこれは一般市民の生きるモチベーションにも必ず影響すると思う。
これから世の中が変わって来るという期待と自分の一票で世の中を変えたという責任感も感じる筈だ。
それじゃあ俺も頑張らなきゃって思う人は相当居ると思うんだ。
政治が云々って事よりももしかするとこっちの方が強力なエネルギーになって景気回復も一気に進むかもしれないぞ。
まあ、どっちにしても大いに楽しみだ。
自分の国が明るくなるように皆が前向きに生きて行く切欠になってくれれば良いんだが。
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