あううう、世間はクリスマスだってのに飯島愛が死んじまった。なんてこった。俺は生活サイクルが普通とずれてるからテレビで気になる番組は録画で見るんだが毎週録ってるのはプロレスのノアの中継とサンデーモーニングとサンデージャポンだけなんだ。そのサンデージャポンを見るきっかけになったのは飯島愛がレギュラーで出ていた時期が有ったからなんだよ。俺にとって彼女は非常に魅力的な存在だった。何処がって言えばとにかく真正面から正直に生きている姿勢が好きだった。彼女の書いた自叙伝のプラトニックセックスって本が有るんだがあれなんか普通の女の子じゃ絶対書けないよ。もし同じ様な経験をしていたとしてもあれを堂々と表に出す程肝の座った女なんて俺は他に知らない。ああ、一人だけいたな、瀬戸内寂聴さんが。飯島愛も長生きしてたら寂聴さんみたいになってたかもしれないな。自分のやりたい事、信じた事、正しいと思った事を迷わず全力で駆け抜けた様な人生だったんじゃないかな。言いたい事をずばずば言うから敵も非常に多かったと思うよ。だけどああいう人はその分人間味も有るから信頼していた人も多かったと思うんだ。一見不器用な生き方の様に取られるかもしれないが言い方を変えればとても人間臭いと言うか生き方そのものがチャーミングだったんじゃないかと思う。一度会ってみたかったな。人間は肉体が滅んだからといってそれで終わりじゃあ無い。魂は意識体となって又いつの日か新しい肉体と共にこの世に戻って来るんだ。それがいつになるかはそれぞれまちまちだがタイミングが合ったらその時はデートの一つもお願いしたいもんだ。俺にとっての愛ちゃんは福原愛でも大塚愛でもゴルフの藍ちゃんでもなく飯島愛だった。
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