最近、つくづく感じる事なんだが心の柔軟性が無くなると人の成長って止まるもんだよね。
心の柔軟性っていうと何か優柔不断のようにも聞こえるがそういう意味じゃないんだ。
成長する為の大きな器って言えばなんとなく分かってもらえると思う。
そんな柔軟性と相反するのが頑固さだ。
歳を取れば取る程、人間って妙に頑固になって行くけどその頑固さでもいい意味での頑固と駄目な頑固があると思うんだ。
いい意味は自分が正しいと思っている事を貫く頑固。
悪い意味だと新しい発想を頭から否定してしまう頑固だ。
よく経営者が使う言葉でいくら経験と実績があるからといって歳のいった人材を採用するんなら何にも知らなくても構わないから若い人を採った方が良いっていうのがあるんだ。
こんなのは明らかに歳食った奴は駄目な頑固さを持っているからっていう意味だと思う。
俺は今の仕事の前も入れるともう30年以上経営者をやっているわけだがやはりこの部分は否定する事が出来ない。
どうしてなんだろうと考えるとやはりキャリアを積む事によってプライドも生れてくるからだと思う。
この場合のプライドっていうのは自分自身に対してと仕事に対してだ。
だけどプライドっていったい何だろうと考えると実は勘違いである事も多い。
要するにプライドと言っていながら本当は自分を守る為の隠れ蓑にしているだけみたいな場合が多いように思うんだ。
日本のように年功序列が当たり前の風潮の中ではそんな嘘のプライドが大手を振ってのさばっているように思えて仕方が無い。
アメリカ人はよく誰々を尊敬しているって言うだろう?
それが年上だろうが年下だろうがそんな事は関係ない。
じゃあ、日本人はと言うとどうだ?
年下の人間に対してなかなか尊敬してますなんて言わないだろう?
それはやっぱり駄目な頑固さのせいだと思うんだよ。
そんな事を言ったら自分がこんな若造以下だと思われるみたいなさ。
先ずは保身が大事で俺は君より上だっていうポジションをキープして初めて君はなかなかいいんじゃないかなんて言ってるのが諸見えなんだよ。
ちっぽけだろ?そういうのって。
君は素晴らしい、尊敬するよって言えれば相手だって年下の自分に尊敬なんて言葉を使ってくれてなんて器の大きな人なんだろうって逆に尊敬されるよ。
小さなプライドなんか持たない方がいい。
心に柔軟性の有る奴は必ず大きなプライドを持っているって事は忘れるな。
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