NHKの龍馬伝が11月末で終了するらしい。
大河ドラマって12月末迄やってるものと思っていたので若干ショックだ。
そんな事も知らない程、俺は大河ドラマには縁が無かった。
いや、興味が無かったというのが本当の所だ。
だって、面倒臭いだろ?1年近くも観続けなきゃならないなんてさ。
それに殆どが歴史物で堅苦しいじゃないか?
って気持ちを理解出来る人って結構多いんじゃないかと思う。
初回も或る歴史好きの人に付き合って1回位なら仕方なく観てもいいかって気持ちだったんだ。
ところが、その1回が途轍もなく面白かったのがまずかったようだ。
軽い気持ちの1回がもとで延々と止められなくなるのは覚醒剤だけだと思っていた俺が甘かったようだ。
今では1週間の区切りに龍馬伝、というのが見事にライフサイクルに組み込まれてしまっているのが恐ろしい。
坂本龍馬に対する解釈は色々あるようだが殆どと言っていい程白紙状態だった俺にとっては当然この龍馬伝の龍馬がそのまま実際のイメージに組み込まれてしまうのは致し方ない所だ。
だとすると、やはり彼以上のロマンチストを俺は知らないし聞いたこともない。
未だに語り継がれる彼の魅力はもうこの部分に尽きると言えるだろう。
しかし、それじゃあ今日の話は終わりになってしまうのでそのロマンの部分をもう少し検証してみる事にしよう。
この日本の歴史を変えたロマンの原動力は彼の人並み外れた好奇心旺盛な性格から生まれていると思う。
それに起因するのが純粋な心という訳だが、プラスして行動する勇気と的確な判断力、それに尚且つ思いやりもあったんだから魅力的な人間の要素を彼は全て持っていた事になる。
だが、そういう人なら誰でも龍馬のような事が出来るのかというとそうとは限らない。
ここに並外れた器の大きさというものがなくてはならない。
この全てを奇跡的に併せ持っていたのが龍馬という事になる。
しかし、大きな器というのは生まれもって備わっているというものでもない筈だ。
その要素を持っていたというだけの話だと思う。
それに色々な縁と彼自身の努力が積み重なって開花していったという事だ。
言ってみればそれもまた奇跡と言えるのかもしれないが。
龍馬伝では未だ謎とされている龍馬暗殺の黒幕が誰なのかを視聴者が何となくでも分かるように作ってあるらしい。
この部分は俺も非常に興味があるのでそこら辺をしっかり見極めてからまた続きを話す事にしよう。
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