アフリカのガンビアという国では今の時代にも魔女狩りが行われているそうだ。
魔女狩りなんて意味も良く分からないなんて人も多いと思う。
これは要するに悪魔が取り憑いていると判断された人間を捕まえて殺したり拷問したりして悪魔を追い出す作業をする事だ。
悪魔を追い出す事は正義なのかもしれないが取り憑かれていると言われた人間は殺されたり重症を負ったりする訳だからたまったもんじゃない。
この科学が発達した時代にそんな時代錯誤な事が行われているなんてと思うかもしれないがそれは日本人の価値観であってアフリカの幾つかの国では別に珍しい事ではなく日常茶飯事の出来事だったりするんだ。
なにしろ医者の数より呪術師の数の方が断然多い地域が幾らでも有る様だし。
そんな地域では病気に罹ったら呪術師に診て貰うってのが常識な訳だ。
日本人からするとそんなもので病気が治る訳ないだろうって思うのが普通だ。
だが俺はそうは思わない。
病気というのは根源を辿れば心のバランスの崩れが起因しているんだ。
言い換えれば病気の原因の殆どはストレスから始まると言っても良い筈なんだ。
日本人は病気になったら医者に行くよな。
そこで薬を貰って飲むから治ってるって思ってるかもしれないが果たして本当にそれだけなんだろうか?
実はこれを飲んだら治りますよって医者の言葉だったりそう思い込む事が実は最良の治療薬になっているんじゃないかって俺は思うんだ。
今、これを読んでそう言われると少しはそういう事も有るのかもしれないって思ったんじゃないか?
だが、俺はこういったメンタル面の作用の方が断然大きいと思っている。
だからアフリカの呪術の浸透している地域では呪術が病に効くと信じられている訳だから現地の人達には本当に効くと思うんだ。
じゃあ、魔女狩りはどうなんだって話だがこれはどんな理由が有るにしろ人を殺したり重症を負わせたりする訳だから人の行う行為として絶対に肯定は出来ない。
だが、その地域ごとに価値観が大きく違うという事は理解しておかなければならないと思う。
自分達の常識が何処の誰にでも通用するって考えは大きな驕りだと思うんだ。
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