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喜劇と悲劇

それにしても最近の中国の勢いは凄いな。
この世界的大不況の中でも大幅な経済成長率を記録したしずっと日本がトップだった自動車生産数でもとうとう日本を抜いてナンバー1になっちゃったもんな。
さっき朝のニュースを観ていたら最近の中国は別荘ブームだそうだ。
それも7億円もする超高級別荘がどんどん売れているってんだから相当なもんだ。
だけどそんな映像が流れているのを観て俺はこんなニュースを過去に観た記憶がある事を思い出した。
それは俺が未だ子供の頃の話だ。
当時日本は高度成長期の真っ只中だった。
そしてその勢いに拍車を掛けたのが東京オリンピックだ。
オリンピック以降の日本は経済面では敵無し状態に突入したんだ。
それまで最も豊かな国と言われていたアメリカを追い越し世界中が日本に注目したものだ。
そんな時にブームになったのが別荘を持つ事だった。
いわば別荘はその時代のステイタスシンボルだったんだ。
民主主義国家ではない中国や北朝鮮を除いたアジア諸国はルックイーストと言って日本を見習おうとしたものだ。
それは嘗ての日本が何でもかんでもアメリカの真似をしようとした姿勢と同じものだ。
だが、日本は調子に乗り過ぎた。
バブルの時代なんて言葉まで生み出しマネーゲームに没頭した挙句バランスを保てなくなってしまった。
要するにあぶく銭に惑わされて土台をしっかり作る事の大切さを忘れ、それを疎かにしたしっぺ返しを食らう事になったのだ。
日本が過信に現を抜かす頃中国はそれまでの平均主義を大改革して経済開放へと踏み切った。
なにしろ地球人の5分の1は中国人なんだからそんな数のそれまで抑圧されていた人達が本気になったら物凄いパワーを生むのは目に見えている。
そして日本がそうなった様に中国もオリンピックで弾みを付けてとうとう経済大国へと変貌を遂げたという訳だ。
そして中国もまたバブルの時代を向かえその泡が弾ける時が来るのだろうか。
そうなった時の世界に与える影響は日本の比ではない。
日本の失敗を目の当たりで見てきた中国がもし同じ失敗を犯すならやはり人間はその程度という事になってしまう。
そして大幅な軍備拡張は過去のアメリカにそっくりだ。
世界の警察と言われるアメリカの立場をも中国が奪取する積もりなのは明らかだ。
5年後には世界の中心は誰もが中国と思う様になるだろう。
だが、世界の中心が変わるだけで俺の生きて来た半世紀、人類の本当の進化は丸っきり無かった様に思えて仕方が無い。
強いて言えば科学の大幅な進化が有るのだろうがそれに伴うべき心の進化が寧ろ退化している様では停滞と言うのがせいぜいだ。
これは喜劇と悲劇を併せ持つものだ。
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