今日は、バンドマンを続けていると必ずぶち当たる大きな分岐点に関して話そう。
バンドを始める人は、十代から二十代前半からと言う人が大半だ。若いうちは、良いのだがこれが三十前後になると自分を取り巻く環境に変化が起きて来る。結婚したり子供が出来たり家業を継がなければ成らなくなったりと社会的に責任を負わなければ成らない立場に成って来る訳だ。両立出来ている人も勿論いるのだが、奥さん、旦那さん、子供、両親の事情も有って断腸の想いでバンドを抜ける人も多い。ライブハウスの人間からすれば折角今迄頑張って来たのにと引き止めたい気持ちも当然有るのだが俺は、敢えてそんな決断をした人たちに貴方の下した結論は、正しいと言ってあげたい。一番悩み苦しんだのは、本人な訳だし、これからその下した結論に対して責任を負って行かなければならないのも本人だけなのだから新しい道に進んでも頑張って下さいと言わせて欲しいのだ。
そして、こういう状況は、そのバンドが好調で周りからの評価も上がりステップアップする前後に起こりやすい。メンバーの意識も高くなる訳だからそこで他に選択肢を持っている人間は、迷い、悩むのだ。
親しいバンドマンで今、まさにこの状況下で分岐点の真上にいる人が何人かいる。彼等にもう一度言わせて欲しい。どちらの道に進むにしても君の下した結論に間違いは、無い。例え音楽と別の道を選んだとしてもそこには、又、君を迎えてくれる新しい世界が待っている。自身と誇りを持って前へ進め!
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