少し前にサマーウォーズっていうアニメ映画があったろう?
あれって観た人いるかな?
バーチャルワールドにアメリカ国防省の実験が加わっていたりしてその中で存在する悪玉が巨大化して怪物みたいになっちゃうんだ。
そして、それが現実世界に影響を与えて世界中が滅茶苦茶になるっていう話だ。
そこに或る田舎の大家族が団結して立ち向かうんだがそれが結構複雑な人間関係とかあったりして人情劇としても成り立っているってわけだ。
ストーリーも映像も非常によく出来ている。
そういうバーチャル系のものが嫌いな俺もこれはちょっと認めざるを得ないと思ってしまった。
やっぱり日本のアニメは半端じゃないな。
だけど、こういう話は昔だったら絶対に有り得ないと笑っていられたかもしれないが21世紀となった今では似たような事が起こっているから或る意味怖い内容ではあるよな。
人間が自ら作り出した物が一人歩きして創造者でもある人間を襲って来るっていうのはコンピューターウイルスなんかがそうだろう?
あれで色んなデータが壊されて訳の分からない事になったりコンピューター自体が破壊されたりするんだもんな。
もしも核ミサイルの発射装置がコンピューター制御されていてそこにウイルスが侵入して誤作動したりって大いに有り得る話のような気がするんだけどな。
世の中が既にコンピューター無しでは機能しなくなっているっていうのもヤバいよな。
こういう状況って間違いなく後戻りは出来ないだろうし加速するスピードも上がる一方じゃないか。
危惧するのはセキュリティーシステムがどうのこうのっていう事よりも人間のキャパシティーがなんぼって話だと思うよ。
機械を操るんなら操れる範囲の物でなければトラブルやアクシデントに対応出来ないぞ。
俺達は機械じゃないんだ。
電源入れて動いているわけじゃない。
そこんとこは許容範囲内にしておかないと振り回されるだけだ。
だけど実際は完全にキャパオーバーだろ?
ソフトだってちょっとややこしいい物になるとフル活用出来る人の割合なんて絶対に50%切ってると思うよ。
なのに凄いスピードでヴァージョンアップしたものを次から次に出していくってのはどういう事なんだ?
携帯だってスマートフォンなんて皆使い切れてるのか?
ついこの間まで普通の携帯で満足してた筈なのに無理してんじゃないの?
何だか滑稽に見えて仕方が無いのは俺だけなのか?
一昔前のバブルの頃の感覚を思い出すなぁ。
あの頃は何でそんな物に拘るんだみたいに似合いもしないのにブランド物に走ったりしてさ。
阿呆みたいに踊らされてただけなのにね。
趣味としてのコレクションなら話は別だ。
だけど、そうじゃないんなら実のあるものかどうかを見極めて有効に使わなければ物や道具なんて持ってても意味が無いと思うんだけどなぁ。
要は人と物のバランスって事なんだろうな。
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