昨日は、クリスマスイブだったというのに全然そんな気がしない。
街もなんだかいつもと代わり映えしないし。
不景気だからなんだろうけどやっぱり日本人にとっては正月が大イベントでクリスマスは、懐具合に影響されてしまう、そんな程度のものなのかもしれないな。
さて、昨日の話の続きを読んでくれ。
挫折しそうになったらどうするか。
ここで昨日話した目標を見つめ直す事が大切になってくるんだ。
自分の目標は本当に店を持つっていう事なんだろうかと考えるんだ。
そこで気が付くべき事は、じゃあ、店を実際に持つ事が出来たらそれから先はどうすんだって所だよ。
目標達成してその達成感は得られるかもしれないが、それで終わりで後は隠居あるのみじゃないだろ?
そうじゃなくて店を持つのは、もっと大きな目標に至るまでの過程であって小刻みな目標の一つでしかなかったんじゃないかって。
これは店を持つという目標を掲げる前の段階に戻れば見えてくる事だと思う。
出発点に自分は料理を好きだからというのがあるだろ?
好きな事をやって生きる。
これが本当の目標なんじゃないか?
殆どの人の目標って本当はこれだろ?
好きな事をやって暮らせれば心が開放されるイコール幸せだよ。
このでっかい目標を持っていたら大抵の事は乗り越えられるよ。
ちょっと苦しかったり辛かったりしてもそんなのは蚊に刺されたようなもんだ。
意識をそこまで持って行く事が出来るかどうかで人生は大きく変わるもんだよ。
そして、その目標に至るまでの段階で小刻みな目標を立てていくんだ。
今月は、洗い物を完璧に出来るようにしよう。
その次の月は、玉ねぎとじゃがいもを無駄なく綺麗に剥けるようにしよう。
そのまた次の月は、千切りと微塵切りに挑戦しよう。
そうやって少しづつ階段を上る様にしていけば自分の成長も手に取るように分かってやり甲斐もあるというもんだ。
そして、店を持つという事もそんな目標の一つでしかないと思えばいいんだよ。
店って物質の集合体だろ?
要するに物には変わりないよね。
ってことは、店を持ちたいっていうのは物欲とも言えるだろ?
物欲が人生の目標っていうのは、とても寂しい事だって気付くべきだよ。
自分にとって何が一番の幸せなのか。
ここからスタートしなきゃ命を使い切った充足感は絶対に得られないと俺は思うよ。
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