麻生総理が秋葉原で街頭演説を行いオタク連中に大受けだそうだ。秋葉原のメイン通りには麻生氏のでかい似顔絵とかも有るくらいで彼はいつの間にかオタク界のスターに成ってしまった様だ。一般的には秋葉原はオタクしか行かないみたいに思われている様だが実際は俺の見た所3割位かと思われる。これはあくまで外見だけの判断では有るが。そしてあとの2割が外人で5割が普通に見える人達ってとこだろう。俺は懇意にしている人が御徒町や神田なんかに居る関係も有って秋葉原は良く通るので実態は有る程度解っているつもりだ。しかし本当にオタク人口は増えたと思うよ。これはゲームやアニメの急速な普及が一番の理由だとは思うが俺の考えは少し違うんだ。今の日本人には元々オタク気質が多分に有るというのが俺の考えだ。終戦後、日本は復旧から急激な高度成長期に入る訳だがここで日本人は大きく変わってしまったと思う。当時の日本人は社会発展の為に今では信じられない位猛烈に働いたんだ。そして華々しい経済成長へと導く訳だがその代償として人としての潤いと尊厳を放棄してしまった。そしてそんな生き様を受け継いだのが彼等の子供や孫の世代な訳だ。子供の世代はそんな生き方に対して反発も少しは有った訳だがこれが孫の世代になると抵抗というよりも寧ろ当たり前の事として染み付いてしまっている筈だ。だから今の若い人達は昔の日本人に比べて根本的に価値観が異なっているというのが俺の考えだ。生まれながらに人の潤いを知らないのだ。人として何が大切かという事を知らないのだ。これがオタクの温床でもあると思う。それじゃあ昔の日本人と今の若い世代の違いを幾つかあげてみよう。というか俺の世代から若い世代に対しての意見として聞いてくれ。どうしても否定的になってしまうのは仕方が無いのかも知れないがまあ聞けや。先ずまともな挨拶が出来ない。人の目を見て話す事が苦手。自分の意見が言えない。何事に関しても責任感が希薄。覇気が無い。自立心が無い。精神力が弱い。生命力が弱い。諦めが早く忍耐力が無い。思いやりが無いから友人が少ない。創造性が無い。他人に対して感謝の気持ちが無い。もう無い無い無いの無い無い尽くしだ。この中で一つでも当てはまる部分が有ればもうオタク資質充分だと思った方が良い。これは俺より前の世代に原因が有るとしてもだからといって全て肯定してしまうのは間違っていると思う。いくら価値観の違いといってもこれじゃあ日本に未来は無い。というか滅亡への道を辿るのは見えている。だから麻生総理も本当ならオタクに媚を売るんじゃなくてお前等もっとしっかりしろって言うべきなんだ。もしそれが出来たら見所有ると認めたところだが所詮小役人の器じゃそこ迄期待する方が無理な話の様だな。だが俺ははっきり言っておくぞ。オタクはオタクの世界でしか生きられない。世間から隔離する様な生き方を自ら選ぶのはやめろ。心を閉ざすな。心を開く少しの勇気を持て。所謂オタク文化と言われている物が有る。これは世間では表向き認められている様に思うだろう?だが諸手を挙げて支持されているとは思えない。オタクという呼び方からして誹謗中傷の気持ちが含まれている事は間違い無いんだ。秋葉原にはコレクターと言われる人達も大勢訪れる。彼等をオタクと一緒くたにして見る人も多いと思うがそれは大きな間違いだ。彼等はただ単にコレクションを趣味としているだけで至って健全だ。オタクとはもっと暗いイメージと屈折感を含んでいるんだ。オタクと言われている人達は人の道としてそれを脱却すべきであると俺は思っている。
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