人と人との出会い程不思議なものはない。
全てはタイミングなのだろうか。
上手くいっていたと思っていた彼女ともいつのまにか連絡が途絶え自然消滅したかなと思っていた矢先に磁石が引き付けあうように新たな女性が目の前に現れた。
そして、まるで産まれる前から既に決まっていたかのように俺達は自然に付き合う事になった。
ほんの少しでもタイミングがずれていたら今の結果は無かったのかもしれない。
だが、おそらく100%こうなるように決まっていたような気もしないでもない。
俺の人生のストーリーはいったい誰が台本を書いているんだろうか。
彼女は何の目的を持って俺と出会う羽目になったのだろうか。
俺に何を気付かせようとしているのか。
そして、彼女は俺に欠けている何を教える為に目の前に現れたのだろうか。
人と人との出会いには必ず意味があるものだ。
人間は魂を磨く為にこの世に生まれて来ている筈だ。
泥に塗れた原石を洗って更に光輝かせるように。
いったいいつになったら光輝く事が出来るのだろう。
もう人生の半ばはとうに過ぎているのに。
なんて事を考えていると一生考え続けなければならない事も薄々分かってはいる積もりだ。
人間なんて所詮その程度なのだろう。
何も考えずに成すがままに人生を送る事は決して悪い事とは思わない。
だが、ふと立ち止まって考えるとあれ?何か変だな、誰かに何かを試されているみたいな気がする。
そんな時って皆はないか?
目の前の自分のやるべき事に全力を尽くすのは最も大切な事とは思うが丸っきり違う尺度から自分自身というか人生を考えてみる事も実は大きな意味があるんじゃないかなんて思ったりしている昨今だ。
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