左足首にタトゥーを入れていた事が分かった酒井容疑者だが左手の薬指の根元付近にも星形のタトゥーが入っていた事が10日、明らかになった。
だからどうした?
いつ入れたかは不明だがちょうど結婚指輪で隠れる位置。
何処に入れようが本人の自由だろ?
清純イメージの陰で覚醒剤を使用していた事実と妙に符合する。
おい!なんだよこの書き方は!
これじゃあタトゥーの入っている奴は全部シャブやってるみたいじゃないか。
左足の墨の事に触れた時にこれは偏見だなぁと思っていたけどここまで書かれると流石に頭に来るぞ。
言っとくがこれは東スポや写真週刊誌の記事じゃあない。
そういうのだったら最初から低俗で売っているものと知っているから腹も立たない。
だが、これはサンケイスポーツの記事だ。
サンスポって言ったら日刊、スポニチ、報知の次に来る大手スポーツ新聞だぞ。
スポーツ新聞にエロしか期待してない連中の読むものとは違うんだ。
こんなのを見つけてしまうとうちの店が出来た当時を思い出してしまう。
バンドマンが集まる所は不良の溜まり場だみたいな白い眼で見られて只単にパンクスが数人外に立っていただけで警察が来た時もあった。
警察が来たって事は誰かが通報したって事だ。
シャッターの前に人糞がこんもり盛られていた事もあった。
飲食店の入り口横に縁起担ぎの盛り塩が盛られている事はよくあるが盛り糞というのはうち位のもんだ。
近所のマンションの窓から吸殻が飛んで来たことも度々あった。
これは偏見から来る嫌がらせ意外の何物でもない。
俺達が一体何の迷惑をかけたって言うんだ。
とも思ったがこれが日本の現状だと割り切ってご近所さんの偏見が消える様になるべく愛想良くしたりよその店の前迄掃除したりしてやっとまともな場所と思われる迄こぎ付けた訳だ。
あれから20年近く経って今ではライブハウスやバンドマンに対しての偏見を持つ人は非常に減ったと思う。
何事に関しても古い価値観が通じない世の中に変化した事を認識する人が増えたんだと思う。
と思っていたらこのサンスポの記事だ。
これは20年前と同じ感覚だ。
大体、偏見っていうのは未知への恐怖から生まれるものだ。
知らない所で作られた物、知らない土地で育った人、自分が経験した事が無い世界なんかに対しての偏った思い込みだ。
そして、これは未知に対する無知が原因でもある筈だ。
要するに無知である側の方に問題が有るって事になるんじゃないか?
こういう発想が人種差別なんかの原点でもあると思うんだ。
保守的な生き方を否定しようなんて思わないが認識不足からの自分の偏見を公の場でさも正義の様に言い切ってしまう様な行為は実に頂けない。
世の中のおっさん連中と同じ様に俺も古びた喫茶店でスポーツ新聞を読むのが大好きなのだが今後はサンスポは絶対読まない事にしよう。
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